75エルカミーの修理デス

シボレーエルカミーノ TH350ミッションの脱着 その1

ヤフーショッピングにて購入したミッションジャッキが到着しました♪

KIKAIYA ミッションジャッキ700kg 油圧式トランスミッションジャッキ 6ヶ月保証(個人宅配達不可)
念願のミッションジャッキを手に入れました!いつか日野の古い4トン車を手に入れて弄ってみたいのでしっかりしたものを購入。最近、大物は運送会社が個人発送してくれなくなってしまいました。。。ヤフオク歴18年、評価1500を超える僕が抱える最近の悩みです。

50キロを超える大物ですので一人で運ぶのはリスクがあります(車に傷をつけるとか)もう一人、連れを用意しておきましょう!画像の男性は@rat.rodders.33 通称コワルスキ氏 チョット癖のあるクルマ仲間です。子供が寝静まってからの約束ですので深夜に合流、引き取りに向かいます。こういう、荷物を運ぶためのクルマがエルカミなのに壊れてるから運ぶクルマは嫁さんのワーゲン。。。リアバンバーへ引っかけたら大変です。

自宅へ搬送。コワルスキ、アリガト♪

木箱を開けてジャッキを確認。かっこいい!油まみれにしてしまうのは勿体ない。
妙にテッカテカに見えるのは僕がワックスを掛けたから(笑)こういう工具って大抵使いっぱなしなので小汚いのが相場ですが個人宅でそれは辛いです。初めに手を掛けてあげると維持するのもラクチンデス。是非皆さん、ワックスを掛けましょう!
さて、道具が揃いましたのでオートマミッションを脱着しようと思います。

まずはミッション周辺を一回り点検

ミッションを降ろすという事はミッションと繋がっている部品を取り外し、エンジンから切り離す必要があります。そして購入したジャッキでミッションを引き抜く段取り。外した部品やねじ類の保管を予め考えておかないと外した後、絶対に困ります。大物ですからね~

ギヤの入れ替えを行うシフトロッドの取り外し

真ん中のRピンで連結している所を切り離します。コラムレバーを上下させるとここのレバーが動き、ギヤをPからR、D等へギヤを入れ替えます。
ロッドはフレームにあるスプリングのところへも繋がっています。ギアを出し入れする際、ガチャガチャと手ごたえを感じると思いますがあの重みはこのスプリングの力を利用しています。これは大事なパーツで、この手ごたえがないとシフトミス(動きすぎる)を引き起こす原因となります。今回この辺のパーツもきれいにしたいのでバラバラにします。

オイルパイプの切り離し

オートマミッションはオイルを冷却させるためにラジエター内を循環させています。ミッションとラジエター間を繋げるオイルパイプを脱着します。ミッションがオイルでベタベタデス。でもアメリカのサイトを見るとリビルドミッションと記載されています。載せ替えか現品O/Hかは分かりませんが手は入れられているので、おそらくこのオイルはエンジンオイルでしょう。勿論きれいに汚れを落として載せる予定です。

パイプを切るとミッションオイルが出てきてしまいますので何か適当なメクラをする必要があります。口径に合っていれば何でもいいですが繊維質なモノで塞ぐのは良くないです。ホームセンターへ行けば適当なゴムの栓が売ってますので探してみてください。

アクセルワイヤーとキックダウンケーブルの取り外し

室内からアクセルペダルを覗き込むとワイヤーが二つ繋がっているのが見えます。これを外す必要があります。
この手の樹脂パーツは壊すと探すのに難儀します。丁寧に取り外し大切に保管します。
更に僕は目の入るところへ書き込みを加えます。
キックダウンケーブルを車両から取り外しました。このケーブルはミッション内部で連結されているのでミッションへは繋がったまま。ミッションを引き抜く際は破損させないようにしないと。

バキューム配管の取り外し

ミッション脇についているバキュームモジュレーターへ繋がる配管をインマニのバキュームポートから取り外します。
モジュレーターはミッション右側についています。バキューム圧に応じてシフトタイミングを調整する部品です。この配管も長いのです。今回切り離した配管は少し磨いて、きれいにしてから装着したいので全て一度クルマから抜きます。なので取り付ける順番を間違えると入らなくなる可能性がある。その辺も考慮しておく必要があります。こういう所が僕は苦手です(血液型はO型)まぁ、ダメだったらまた外せばいいんですが(笑)
スピードメーターのケーブルも外します。

プロペラシャフトの取り外し

取り外す前の画像が無いのですが、半円型のホルダーを外すとデフ側(車両後方)が切り離せます。クルマが古いので外せない場合はホルダーをハンマーでコンコンすると取れます。この時ホルダーを叩きすぎると変形してしまうので気を付けましょう。叩いても支障のない個所を叩くのです。外せる部品が外せない時の対応を文章で説明するのって難しいですね~

後ろ側を外せば、前はミッションへ差し込まれているだけですので引っ張れば抜けます。ミッション下にある黒い物体はミッションメンバー、赤いボンドの所はミッションのリアオイルシール。このオイルシールでプロペラ差し込み部のオイルを止めています。一回り点検した際にオイルシールが新しい事に気づいていたので今回は交換しませんが、そうでない古そうな場合は再使用すると当たりが変わって漏れる可能性が大なので絶対に交換しましょう。
プロペラが抜けたらすかさず先端の傷を確認。
リアシールも破損劣化していないか確認。
プロペラは保管時に傷をつけると大変なのでウエスで包んで保護しておきます。

その2へ続く…