75エルカミーノ 350E/Gオイル漏れ修理

シボレーエルカミーノ 不人気年式のエンジンルームをディテールアップ大作戦 その2 オイルパン タイミングギヤカバーの塗装

無事に降ろすことのできたエンジンオイルパン。このままではあまりにも汚いので洗浄して劣化した塗装を剥いで新たに塗りなおそうと思います。
高圧洗浄やパーツクリーナー、シンナー等、何でも利用して徹底的に綺麗にします。「水と油」っていう言葉があるように間違っても水洗いをしてはイケマセン! 「そんなの当たり前だろう?」って思うあなたはオジサンです。今どきのアンちゃんはプラモやラジコン作ったり、バイク弄ったりしないのでラッカーシンナーやパテ等の知識が全くありません。私が小学生の頃に体で覚えた知識は物凄い財産になっているんです。例えば、クルマを全塗装した後の塗装ガンの洗浄。親方が丁稚に「これ洗っといて!」と言われたら普通、色を確認して匂いを確認してシンナーでうがいをすると思いますがアンちゃんは水道で水洗いしちゃいます。なんでも水で落ちると思っている(素)そういう時代です。悲しいですが現実を受けとめなくてはなりません。

オーピタルサンダーで外側を研磨。
海の近くに長年住んでいたので地肌を出すのが好きではありません。余計な熱を加えないようにソコソコで終わりにします。
そんなことよりも大問題なのがオイルパンの当たり面。グニャグニャに歪んでます。
タペットカバーも酷かったんですが次元が違います。ちなみに叩いてみましたが無理でした。。。
無理なものを悩んでも進まないのでさっさと塗装します。

長年、模型に携わって来ているので塗装には、かなり拘りがあります。私は今回このエルカミを実物大プラモデルと思って製作しています(笑)アメプラ制作時にやっていたような塗り分け、塗装をしていこうと思っています。

続いてタイミングギヤカバー
これも洗浄して塗装を剥ぎます。
こんな感じ。サンドブラストは実家に置きっぱなしなのですべて手作業。結構大変です。
話はチョット逸れますが、アメ車ってこの辺を大抵、社外のメッキパーツにされています。その方が全然楽だし、お金になりますからね♪ でもアメプラ作ってきた人は分かると思いますが、向こうのプラモはこういうエンジンパーツが初めからメッキパーツ化されて同封されています。子供の頃は嬉しくてたまらなかったのですが、場数を踏んでいくとメッキの質やボテッとした雰囲気、そしておもちゃっぽい感じになっちゃう事に気が付きワザワザ汚したり、スミ入れ等いわゆる「ウェザリング」をし始めます。私はその度合いがかなり激しく、極力ヒカリ物を使いたがらない人間に成長しました。ちなみに私はデコトラも大好きですが 何でもかんでもメッキにするのは嫌いです。何事もセンスが命だと信じています。
エンジンブロックを純正のオレンジで塗りたいのですが、まだ塗料が見つかっておりません。とりあえず錆びないようにシルバーで塗っておきます。あんな柿色そうそう売ってないです。
先日洗浄したセルモーターやミッションマウントと。コツコツ作業を進めるしかない。
ギヤカバーのガスケットキットを入手。安心のFEL-PRO製。
U字の所は本来別パーツらしい。。。オイル漏れを誘発しているかのようだ。
オイルパンのガスケットもFEL-PROです。ガスケットは一周一体になっています。
前側のU字になっている所の作り(ずれ止めの溝付き)がすごい!タペットカバー同様、スリーボンド製の黒ボンドを厚塗りして固定しないと絶対オイル漏れすると思います。