昭和50年、東映から一本の低予算の映画「トラック野郎」が生まれました。「一番星」扮する菅原文太と「やもめのジョナサン」愛川欽也が派手な飾りをつけたトラック、通称デコトラに乗って全国を駆け巡るロードムービーです。全10作品。当時の「本物」のデコトラが多数登場し、脚本の良さも相まって相当なドル箱映画になりました♪
模倣するトラックが続出するのはもちろんの事、乗用車、バイク、ジープ、そして自転車までデコレーションする輩がたくさんいました。昭和55年、映画の終焉と共にブームは去りましたが生き残ったマニアによってデコトラは生き続け、それらに魅了された次世代マニアが形成されていったのです。私は映画公開当時を覚えていない第2世代ですが、小学生だった昭和58年ぐらいからデコトラに魅了され現在に至っております。そしてバブル全盛の平成元年前後、私は愛車のチャリンコをベースに派手に飾りつける通称「デコチャリ」を製作していきます。当時はデコトラの雑誌もたくさんありました。各雑誌の読者コーナーにはデコチャリのページがあり、たくさんの猛者が知恵をひねりチャリンコをカスタマイズしていました。それから約30年、SNSの普及によって当時のチャリオーナーが集まり同窓会を開催したのです。
平成29年4月15日(土)デコチャリ少年同窓会の開催
朝からエルカミの洗車です。集まるのは夜ですが、エンジンを仕上げてから初の長距離(片道2時間半、約70キロ)なのでテスト走行には絶好のチャンスであります。
日が暮れ始まりました。出発です!
場所は県西、茨城県坂東市。トラブルもなくフカフカのベンチシートのおかげで超快適ドライブ♪
会場である中華料理店「しゃお」へ到着!
すでに大勢の元デコチャリオーナーが集結しておりました(凄!)
エルカミの隣は白い430
そして驚いたのが当時の生き残りチャリンコの持ち込み!皆さん物持ちがイイですよねー(笑)
それでは「しゃお」店舗内へ入ります
デコチャソ様(爆)
当時、名を馳せたクラブがずらっと勢揃い♪
当時、小・中・高校生だった少年が作り上げた作品の数々・・・
一声かけて、70人集結!当時のパワーを感じずにはいられません。当日集まったほとんどの方は40代(笑)皆さん元気です!
すっかり深夜になりましたが、興奮したおじさん連中は全く眠くならない。。。夜は長いです。
そして夜が明けてきました
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。。
当時、同じ茨城で競い合っていたK兄弟さん。再びお会いすることが出来て良かったです。
それでは帰路につきます
記念ステッカーをいただきました♪
桜は満開。走っていて気持ちが良い。
後述になってしまいましたがエルカミの一連の作業はこの同窓会に間に合わせるようにエルカミの作業をしていたのです。妥協というか間に合わないと判断した場所はスルーしています。それを今後作業していきます。なのでエンジンルームの仕上げはまだまだ続きます。
後日、雑誌「カミオン」へ掲載されました
平成29年8月号に掲載。僕もちらっと写っています。