デフオイルを抜きます。アメ車はドレンプラグが無いのでリアカバーを外してオイルを排出します。
取付ボルトを外してもガスケットによって固着しているのでスクレーパー(私はマイナスドライバー)を挿入。
オイルが出てきました。予想外の汚いオイルにガッカリ。。
カバーを剥がしたら強烈な異臭が襲ってきました!急いでオイルをかき出します。。これは相当交換されていませんね~
一見程度が良さげな私のクルマでも所詮こんなもんです。「オイルが入っていただけマシ」とポジティブに考えましょう♪
気を取り直してデフの点検です。
特に問題なさそう。40年落ちですが実走行10万キロ程度ですからね。
アクスルシャフトを外すには縦のピニオンギヤのシャフトを外す必要があります。
順序としては、
ピニオンシャフトのロックボルトを外してピニオンシャフトを抜く。
アクスルシャフトを少し押し込んで溝に挟んであるスラストワッシャーを引き抜く。
という事で、軸方向のプレロードはスラストワッシャーと溝の幅で決まります。
ロックボルトを外しにかかります。
ロックボルトが折れました!
ねじ山は大丈夫♪
長年ポンコツ修理に携わっているのでこれぐらいではヘコタレません!オイルに浸かっているボルトですから焼き付いてはいないはず。金属疲労で折れただけだと思いポンチで叩きます。この時大事なのはクルマと気持ちを交わすことです(笑)
辛抱強くツンツンして磁石にひっかけます。
抜き取りました♪
ねじ山も破損させていません。
折れたロックボルト。
これでピニオンシャフトが抜けます。
ピニオンシャフト脱着。
すかさず傷や変摩耗がないか確認。
大丈夫そうです。
もう一度挿入してみてガタも確認しておきたいです。
ピニオンシャフトを抜くとアクスルシャフトの先端が見えます。
スラストワッシャー摘出!!
アクスルシャフトが抜けてきました。
アクスルシャフト脱着!
アクスルシャフトの状態を確認。外側の幅の狭い跡はオイルシール、奥がベアリングの跡です。ベアリング側に少し段付きが見受けられるので新品のベアリングが到着したら挿入して確認してみたいです。
今回の戦利品。
続く