トンネル内走行中、ラジオしか光らなかったインパネ。日本では車検時に点灯しないといけないし、まさか全部点灯しないなんて思ってもいませんでしたからチョットダケ焦っちゃいましたよ~
僕のエルカミは本来、横長のクラシカルなバーメーターなのですがこの個体はSSパッケージ車両のようで※後日検証ネタを行います。 スポーティーな2ドアクーペであるモンテカルロのダッシュパネルが装着されております。
75モンテカルロのインパネ
75シェベルラグーナS-3のインパネ
モンテカルロは木目調パネルですがエルカミは黒塗装が指定されています。でもカタログを見ると木目パネルのSSが載っているので頼めば何でもありだったのかなぁと考えられますね。必殺回転セパレートシート!高校生の頃の憧れでしたwww
カッコいいメーターですが、電球が一切つかないのと、燃料ゲージの透明レンズに何かを以前張って剥がれない粘着シートが気になる。そして燃料ゲージの故障(振り切ったまま)がございます。燃料計が振り切っているというのが第一印象で嫌です。
燃料計は燃料タンクに装着されているセンダユニットの浮きの上下量を抵抗値に変えて、その抵抗値の上下動によってゲージのメモリが動きます。抵抗が少ないと満タン、多いと残少を指します。振り切っているということは満タン側に浮きがあると思いますが果たしてエルカミのメーターが振り切るまでゲージで出来るのか?疑問です。いずれにしても各部点検する必要があります。
<燃料計の考察>
- 燃料タンクに装着されているセンダユニットの配線を外したが変化なし。
- 配線を直結してみたりしたのですが何も変わりません。
- 現車の状態で燃料タンクからゲージを外せない
- タンクを降ろす必要があるのですが降ろすなら燃料ホースも引き直したい。
- でもタンクは100リッター、あんまり一人で降ろしたくない(笑)
- そしていろいろ探ってみるとメーターを社外に交換しているアメリカ人が多い
- メーターに不具合の可能性?またはシャシハーネス短絡…
↓
ハマる可能性 大!
ということで、とりあえずやる気スイッチが入るまで燃料計の修理は放置します。
このような考え方(後回し)はとても重要です。なぜなら他にもやらなきゃならないことが沢山あるのにもかかわらず、こんな些細なところで立ち止まってしかもハマるとなると修理が楽しくなくなるからです。仕事で金銭が発生するなら仕方がないですが趣味ですからね..
前に乗っていた330も購入時からウィンドウレギュレーターとドアロックに不具合があるにもかかわらずハードトップのガラス調整が面倒なのが分かっていたので実際に作業したのはエンジン作ってひと段落した6年後です(笑)
ということで、メーター球の全交換とメーターレンズの研磨を行います。
インパネ脱着。コンパウンドで磨いてみましたが意外に傷は深め。。。追い込むと後悔する事が多いのでギリギリで止めます。一体メータパネルが見えてきます。
シフトインジケーターのリンクを外さないと、メーターは抜けません。
コラムシフトをガチャガチャやると、つながっているワイヤーが引っ張られて針を動かすというアナログな作りに感動!
メーターパネルを摘出しました。
現代的なプリント基板!
ダッシュは一体成型です。剛性高し。
毎回外した部品の奥はいちいち綺麗に清掃しています。こういう手間暇がクルマの印象を良くしていくと思っています。
電源が来ているのか確認です。
この後、インパネを装着しておしまい。