それまで乗っていた330セドリックを手放し、念願だったアメ車購入を企てます。
購入対象は・・・
- 70年代のアメ車のセダン
- ディーラー車(譲れない拘り)
- メーカー不問
- 身分相応の車格
- 自身と同い年が理想
- こなれた価格
- フルノーマル車両
- レザートップ
70年代といっても正確には73年以降79年となるでしょうね~
生まれた頃のクルマにはやはり特別な思いがあります。
そして、カッコいいですがキャディラックやリンカーン、インペリアル系はやはり身分や年齢的にまだ無理があります。
歳を重ねていくと世間体もきちんと考えないと駄目だと思います。あと10年経って検討できればいいなと。
僕が進めたのは当時ヤフオクに出ていたこのクルマ。
1976 ダッジ コロネット
値段以外はバッチリ!僕も欲しい~ 冴えない丸目が愛おしい(笑)
リアバンパー内に埋め込まれたコンビネーションランプってかっこいいですよね~
欠品パーツもなさそうだし(重要です)結構プッシュした僕でしたが、本人様は330と形がカブるので今回は直線基調のクルマにしたいとの事。
この時に僕はこの辺りの年式独特なコークボトルラインというか、モックりとした丸いクルマしか興味がないんだなと悟りました。
このクルマ、そう簡単に維持できるようなクルマではないので今後、持ち主を転々し朽ち果てる手前あたりで僕ら周辺へ流れてくる気がします。
よし!今のうちから念じておきましょうか♪♪
さて、彼は既に候補のクルマを見つけておりました。
1979年から91年まで生産されていた車で88年にフェイスリフトが行われ顔が少し丸くなります。エンジンも初期はキャブレター車両で5.8リッターの設定があり、後期はインジェクションで5リッターのみとなります。
<僕の個人的な意見>
キャブ車にするか後期のインジェクション車両にするかも悩んでいましたが趣味で乗るなら「絶対」にキャブだと思います。
全てにおいて機械的な作動を味わえるキャブは乗ると良さがわかります。実は僕もコロニーパークが好きでエルカミ買うときにちょっと検討したんです。
ただし、僕の場合は学生時代の理想という事で白で木目のコロニー、90年式くらいが希望(つまりインジェクションの5リッター)平成2年なので現時点で26年落ち。仮に30歳で初代オーナーが購入したとなると今56歳。定年退職後、つまりあと10年後くらいに凄い車両が出てくるんじゃないかと勝手に想像しています。。。
彼はまず京都にあった後期のインジェクション車両(90年式)を検討しました。
ネット上にあった画像です。
前にも書きましたが、お店選びは重要です。そして、気に入ったクルマ、購入を検討しているクルマ、つまり「お金を支払うクルマ」が見つかったら必ず現車確認をしましょう。
距離云々いう人は実はそのクルマを本当は欲しておりません。そしてクルマがトラブると決まってお店の悪口、自分の無知に気づかない恥ずかしい行為です。
現車確認しないで購入するということは全てを受け入れるという事です。きちんと確認しなかった自分を責めましょうね。
彼は新幹線を乗り継いで仙台から京都へ向かいました。
一般的に考えて最初に見に行くクルマは、一番欲しいクルマであり今後検討するクルマたちの基準のクルマになると思います。
ですので良くも悪くも必要以上に細かく見てしまいます。妙な改造をされていないのがいいですね。エアコンも効くみたい♪全体的に年式相応のヤレがみられる。お店の雰囲気を探って、一件目終了。
後日、今度は前期型を確認しに愛知県へ向かいます。
今回は愛知です。前回は京都。住まいは仙台・・・彼がいかに本気でクルマを探していたのかが分かりますね。
そして、タマ数がないということも理解。
当時の広告に載っていた画像。
フルオリジナル、ディーラー車、実走56000キロ 1オーナー
近鉄ニューコーベモータース物 初期型なのでキャブ車です。
さて、気になるお店は愛知県に店を構える「サンセットプライニング」
古いアメ車のセダン好きなら一度は聞いたことのある店名ではないでしょうか?
現車確認の連絡をして後日、新幹線に乗りお店へ到着。
本人がお店に足を運びたかったというのもあるんでしょうが、仙台から愛知まで一台のクルマを見に行くという行為はお店にとってもありがたいし、気合が入るところですよね。
この後ろ姿がかっこいいんですよね~マーキスって♪
全的な雰囲気は430セドリックですねw日産党は嫌いじゃないでしょう?
しかし全長534センチ 全幅 197ミリ 立派なフルサイズカーであります。
インジェクションにするか?それともキャブレター車にするか??
キャブレターのクルマに乗ったことのない方にとってこの問題は、かなり重要なファクターじゃないかと思います。
いろいろ悩んだ結果、初めは後期のインジェクション車両を念頭に入れていたようですが最終的に初期型のキャブ車の購入を彼は選んだ模様です。
買おうと思ってクルマを見に行って、思っていたような状態で金額的にも問題なく、ここで即決を決めたいところですが不具合がないわけではなかったのでさらに一度うちへ戻って検討し、結論を出します。実際に私も真摯に相談を受けました。一番の問題はオートマのシフトショック、そして塗装のクリア剥げ。塗装は塗るとして、シフトショックはオイル交換とかじゃ絶対治らないですからね。ミッション降ろしは必須。。。
うーん、
今回も話がまとまりませんでした(笑)
第3話へ続きます。
<ショップ情報>
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定休日 毎週月曜日 営業時間9:30~19:00
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TEL 0562-98-0099
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